建設業の担い手不足の対策法は?当たり前と言われる理由や及ぼす影響をデータで解説!
- 建設業の就業者数は1997年から約200万人減少し、有効求人倍率は5倍超、55歳以上が約4割を占めるなど、担い手不足は構造的な問題となっている
- 建設業の担い手不足の原因は、「3Kイメージの根強さ」「労働時間の長さ」「週休2日未実現」「責任の重さと給与のミスマッチ」「ベテランの大量退職による技術継承の危機」
- 建設業の担い手不足の対策としては、「業界特化型求人サイトの活用」「労働環境の改善」「助成金・補助金の活用」「ICT・DX導入による省人化」「外国人材の活用」などが有効
- 将来のインフラ維持や事業継続のためには、若手が定着できる環境整備と技術継承の仕組みづくりを早急に進める必要がある
建設業において担い手不足が起きている主な原因は、「3Kイメージによる若年層の敬遠」「労働時間の長さ」「年間休日数の少なさ」「責任の重さと給与のミスマッチ」「ベテランの大量退職による技術継承の危機」などが考えられます。
建設業の担い手不足は、人手不足倒産を招く深刻な経営課題です。1997年のピーク時から就業者数は約200万人も減少し、現場ではベテランの高齢化と若手の離職が同時に進む構造的な課題を抱えています。
本記事では、建設業の担い手不足の深刻な現状と5つの原因、経営者が今すぐ取り組むべき対策を詳しく解説します。
- 建設業の担い手不足の現状
- 建設業の担い手不足が「当たり前」と言われる5つの原因
- 担い手不足が建設業界にもたらす影響
- 建設業の担い手不足を解消する5つの実践的対策
- 電気工事会社の人材確保には業界特化型求人サイトが最適な理由
建設業の担い手不足の解消に向けて、自社が今何をすべきかを検討するための参考にしてみてください。
建設業の担い手不足の現状
建設業界における労働力不足は、一時的な現象ではなく、経営を直接圧迫する構造的な課題です。
将来の経営判断を誤らないためにも、客観的な統計データで現在の状況を把握しましょう。
- 就業者数は27年間で200万人減少
- 有効求人倍率5倍超、1人の求職者を5社以上が奪い合う状況
- 55歳以上が36%、29歳以下はわずか12%
- 担い手不足による倒産は2024年に過去最多を記録
建設業界の現場を支える人員がどれだけ不足しているのか、最新の調査結果をもとに解説します。
就業者数は27年間で200万人減少
建設業の就業者数は、この27年間で200万人以上も減少しています。
総務省の労働力調査によると、1997年に685万人だった就業者数は、2024年には477万人まで落ち込んでいる状況です。
この数字は、建設業の担い手不足がいかに深刻かを示しています。
■ 建設業就業者数の推移

※出典:建設業デジタルハンドブック(一般社団法人 日本建設業連合会)
約27年の間に3割近い就業者が減った結果、現場の高齢化と若手の減少が進み、工事の維持が難しくなる可能性が出てきました。
今後の経営を安定させるためには、限られた人員で高い生産性を生む仕組みが必要になるでしょう。
有効求人倍率5倍超、1人の求職者を5社以上が奪い合う状況
厚生労働省の統計によると、建設関連職の有効求人倍率は、5.71倍となっています。全職業平均の1.24倍と比べると、建設業界は約4倍の採用難になっています。(2025年3月時点、パート除く)
これは、求職者1人を5~6社の建設関連企業が取り合っている計算です。
地方の中小企業はさらに厳しく、求人を出しても応募がゼロということも珍しくありません。大手企業との競争に敗れ、採用コストだけがかさむ会社も増えています。
建設業の担い手不足を解消するには、「とりあえず求人を出す」だけでは限界があります。誰に届けたいのかを明確にした採用戦略への切り替えが必要です。
55歳以上が36%、29歳以下はわずか12%
建設業界では、働く人の約3人に1人以上(36.7%)が55歳以上です。
これは全産業の平均(約32%)よりも高く、他の業界に比べて高齢化と世代交代の遅れが深刻であることを示しています。
国土交通省のデータによると、55歳以上の層が厚い一方で、29歳以下の若年層はわずか11.7%にとどまっています。
■ 建設業就業者の年齢階層別構成比の推移

10年後には、今のベテラン層の多くが引退を迎えます。
若手の入職者が増えなければ、現場の技術水準を保つのは難しくなります。
建設業の担い手不足を食い止めるには、若手が定着できる労働環境の整備と、技術を継承する体制づくりを早めに進めておく必要があります。
担い手不足による倒産は2024年に過去最多を記録
2024年の人手不足倒産は、全産業で342件にのぼりました。
そのうち建設業は99件で、全体の約3割を占めており、産業別で見ても突出した多さとなっています。
このように建設業では、従業員の退職、採用難、人件費の上昇といった理由で、事業を続けられなくなる会社が増えています。
■ 2024年人手不足倒産の企業数

■ 2024年人手不足倒産の建設業割合

受注があっても現場を動かす人員を確保できず、事業継続を断念せざるを得ない企業が増えています。建設業界では高齢化も進行しており、今後も人手不足による倒産リスクは高水準で推移する見込みです。
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建設業の担い手不足が「当たり前」と言われる5つの原因
建設業界で担い手不足が深刻化している背景には、長年放置されてきた根本的な原因があります。
若者が就職先として敬遠する理由を正しく把握しなければ、有効な採用対策を立てるのは難しいでしょう。
ここからは、建設業の担い手不足が「当たり前」と言われる5つの根本原因を紹介します。
- 3K(きつい・汚い・危険)のイメージが根強い
- 労働時間が長く、プライベートの時間が取れない
- 週休2日が実現できていない
- 責任の重さに対して給与が見合っていない
- 2025年・2030年問題で団塊世代が大量退職する
現場の「当たり前」が今の時代にどう映っているのか、根本原因を知っておきましょう。
1. 3K(きつい・汚い・危険)のイメージが根強い
3K(きつい・汚い・危険)というイメージは、若者が建設業を敬遠する大きな原因になっています。
今の若者はオシャレなオフィスやリモートワークを好む傾向にあり、現場仕事に対して以下のようなネガティブな先入観を持つケースが多く見られます。
■ 若者が現場仕事を敬遠する主な理由
- 炎天下や極寒での屋外作業がつらそう
- 泥や粉塵で体が汚れる環境が嫌
- 高所作業による事故が心配
実際には現場の安全性が向上し、空調服などの最新装備が普及していますが、過去に定着したイメージを覆すのは簡単ではありません。
例えば、最新の安全装備や快適な休憩スペースを導入している場合は、自社の魅力として積極的に発信する必要があります。若者の不安を取り除く情報発信を通じて、古い業界イメージを刷新していくことが重要です。
2. 労働時間が長く、プライベートの時間が取れない
労働時間の長さは、若者が建設業を避ける原因の一つです。
労働時間が長く、プライベートの時間が取りにくい業種は、ワークライフバランスを重視する若者には敬遠されがちです。
建設業の年間労働時間は改善傾向にあるものの、2021年度時点で1,978時間と高水準です。
これは全産業平均(1,632時間)と比較して346時間もの乖離があり、依然として長時間労働が常態化していることを示しています。
各産業における年間労働時間の推移は、以下のとおりです。
■ 建設業における年間実労働時間の推移

2024年4月から残業時間の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間が上限となりました。実際に労働時間の大幅な改善が見られましたが、全産業平均との差は依然として大きく、プライベートを重視する若年層からは敬遠される要因の1つとなっています。
今後、若手人材を確保するためには、生産性向上による労働時間のさらなる短縮が重要です。
3. 週休2日が実現できていない
休みが少ないことも、若者が建設業を選ばない原因になっています。
週休2日が当たり前の時代に、土曜出勤が前提の働き方は受け入れられにくくなっています。
東京都の調査によると、建設業の休日は113日です。
全産業平均の115日と比較すると2日少なく、依然として休日確保が十分ではない状況です。
■ 産業別年間休日日数

※出典:中小企業の賃金事情(東京都)
さらに、国土交通省の調べでは、建設工事全体では技術者の約4割が「4週4休以下」(4週間で4日以下の休日=週1日未満の休日)で就業しています。
■ 建設業における休日の状況

建設業界では、工期厳守や天候不良日の遅れを取り戻すため、土曜日も現場を稼働させる慣習が根強いです。しかしながら、この働き方は、ワークライフバランスを重視する若年層の価値観とは大きく乖離しており、人材確保の障壁となっています。
4. 責任の重さに対して給与が見合っていない
仕事の大変さに対して給与が見合っていないと感じることも、若者が建設業を敬遠する原因です。
特に以下の点が、若年層の就業を妨げる要因となっています。
■ 若者が給与面で不満を感じる主な理由
- 日給制で収入が安定しない
- 多重下請け構造で利益が分散される
- 昇給の基準が不明確
- 他業種と比べて処遇改善の動きが遅い
建設業の年収は全産業平均を上回る水準ですが、年間労働時間が約340時間も長いため、時給換算では優位性が薄れてしまいます。若年層の確保には、将来の昇給モデルを示し、スキルアップが収入に直結する仕組みを整備することが重要です。
5. 2025年・2030年問題で団塊世代が大量退職する
ベテラン層の大量退職は、担い手不足をさらに加速させる原因になっています。
技術を継承できる若手がいないまま熟練者が抜けていけば、現場は回らなくなります。
2025年・2030年問題は、建設業界の将来を左右する深刻な課題です。
団塊世代(1947〜1949年生まれ)が後期高齢者となることで、現場を支えてきた熟練技術者が一斉に引退を迎えます。
■ 建設業界の将来の人口動態と予測
| 項目 | 予測される状況 |
|---|---|
| 2025年問題 | 団塊世代が75歳以上の後期高齢者になる(国民の約5人に1人) |
| 2030年問題 | 国内の3人に1人が65歳以上の高齢者となる |
| 現場への影響 | 建設技能労働者の約35%が55歳以上で、大量退職により施工技術の継承が難しくなる |
ベテランのノウハウを継承する若手が不在のままでは、事業の継続は不可能です。デジタル技術を活用して、経験の浅い若手でも高い品質を保てる仕組み作りを急がなければなりません。
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担い手不足が建設業界にもたらす影響
担い手不足は、すでに建設業界に深刻な影響を及ぼしています。
人手不足倒産は過去最多を記録し、倒産リスクや社会的信用の低下が現実のものとなっています。
ここからは、経営者が直面する深刻な影響を4つの視点で解説します。
- 受注があっても着工できなくなっている
- 工期遅延と品質低下が起きている
- 人件費が高騰し経営が圧迫されている
- インフラ老朽化に対応できなくなっている
将来の経営判断を間違わないためにも、リスクを正しく理解しましょう。
受注があっても着工できなくなっている
建設業の担い手不足によって、受注があっても着工できない事態が増えています。
2025年3月時点の調査によれば、未完了工事高は15.3兆円に達し、過去最大を記録しました。
仕事の依頼が入っても現場を動かす人員が不足しているために、着工できない、または着工を遅らせざるを得ない状況が広がっています。
せっかくの勝機を逃すと、競合他社へ顧客が流出する原因にもなります。「今は多忙だから」と断り続けると、将来の依頼が途絶えるリスクも否定できません。人員体制の強化と業務効率化により、受注機会を最大限に活かせる環境を整備することが重要です。
工期遅延と品質低下が起きている
建設業の担い手不足は、工期の遅れと品質の低下を引き起こします。
限られた人員で工程を進めると、1人あたりの負担が重くなり、作業の精度を保つことが難しくなります。
現場で考えられるリスクは、以下のとおりです。
■ 担い手不足が引き起こす作業上のリスク
| 項目 | 発生するリスク |
|---|---|
| 工程管理 | 熟練工の不足により、工期を見通しにくくなる |
| 品質管理 | 技能継承が難しくなり、細部の施工精度が低下する |
| 安全管理 | 過度な疲労の蓄積により、労働災害のリスクが高まる |
工期遅延への焦りから確認作業を省略すると、重大な施工ミスを招く可能性があります。また、手戻りが発生すればさらに工期が延び、企業の信用を失うリスクも高まります。
人件費が高騰し経営が圧迫されている
建設業の担い手不足による人件費の高騰は、資金力に乏しい中小企業にとって死活問題です。
人材獲得競争の激化により、職人の賃金水準が上昇し続けています。また、コストの上昇分を工事価格へ反映できていない企業は、利益を削るしかありません。
人件費高騰と経営圧迫がもたらす主な影響は、次のとおりです。
■ 建設業の人件費高騰と経営圧迫がもたらす主な影響
- 技能者の平均年収を上げるための原資が不足する
- 採用コストだけが膨らみ、手元の資金を圧迫する
- 外注費の上昇が利益率を低下させる
売上が立っていても、人件費や資材費の支払いに追われ、手元に現金が残らないケースが増えています。その結果、人手不足を原因とした倒産件数は、過去最多のペースで推移しているほどです。経営を安定させるためには、業務効率化による省人化や、高付加価値な案件へのシフトが重要になります。
インフラ老朽化に対応できなくなっている
建設業の担い手不足は、インフラの維持管理という社会的使命にも影響を及ぼしています。
2040年には道路橋の75%、トンネルの52%が建設後50年を超え、大規模な修繕・更新が急務となります。しかし現状のままでは、こうした膨大な業務に対応できる担い手が不足し、維持管理が立ち行かなくなる恐れがあります。
担い手不足により、下記のような社会的使命が危ぶまれてしまいます。
■ 担い手不足が社会インフラに及ぼす影響
- 橋梁や水道管の更新工事が予定通りに進まない
- 災害時の緊急復旧を担う人員が確保できない
- 地域インフラの安全性が保てなくなる
担い手不足が続けば、住民の安全を守るインフラの維持は不可能です。地域に貢献し続けるためには、若手が誇りをもって働ける環境を整える必要があります。将来の社会基盤を支える技術者を1人でも多く定着させるため、今から育成体制の強化に着手しましょう。
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建設業の担い手不足を解消する5つの実践的対策
建設業の担い手不足を解消するためには、現場の負担を減らす「仕組み」と、人が集まる「環境」の両面からアプローチする必要があります。
ここからは、建設業の担い手不足を解消する5つの実践的対策をご紹介します。
- 業界特化型求人サイトで効率的に人材を確保する(難易度★☆☆☆☆)
- 労働環境改善で若手の定着率を上げる(難易度★★☆☆☆)
- 助成金・補助金を活用してコストを抑える(難易度★★☆☆☆)
- ICT・DX導入で省人化を実現する(難易度★★★☆☆)
- 外国人材を戦力化する|特定技能制度の活用法(難易度★★★★☆)
自社の状況に合わせて、取り組みやすい項目から着手してみましょう。
▼あわせて読みたい
建設業界における人材確保の具体的な手法は、以下の記事も参考にしてください。
1. 業界特化型求人サイトで効率的に人材を確保する(難易度★☆☆☆☆)
建設業の担い手不足を解消する1つ目の対策方法は、業界特化型の求人サイトの活用です。
効率的に人材を確保するためには、募集を出す場所を慎重に選ぶ必要があります。総合求人サイトでは、専門性の高い職種は他の業種に埋もれてしまい、求める層に情報が届きにくいのが実情です。一方で、業界特化型のサイトを利用すれば、初めから建設業に関心がある層に直接リーチ可能です。
主な求人媒体の違いは、以下のとおりです。
■ 総合求人サイトと業界特化型求人サイトの違い
| 項目 | 総合求人サイト | 業界特化型サイト |
|---|---|---|
| ターゲット | 全職種の求職者 | 建設・電気など特定業界の求職者 |
| 応募の質 | 未経験や異業種が多い | 資格保有者や経験者が中心 |
| 採用コスト | 広告費が高い | ターゲットを絞り効率的にコストを掛けられる |
専門職に特化した媒体は、応募者の質が高まるため、採用後のミスマッチを減らす効果も期待できます。
特に電気工事士の採用には、有資格者が集まる「工事士.com」の活用が最適です。
2. 労働環境改善で若手の定着率を上げる(難易度★★☆☆☆)
建設業の担い手不足を解消する2つ目の対策方法は、若手人材定着のための労働環境改善です。
若手の定着率を向上させるためには、ワークライフバランスを尊重できる環境の整備が必須です。
■優先的に取り組むべき施策
- 週休2日制の導入(4週8休を目指す)
- 時間外労働の削減(2024年4月施行の上限規制を遵守)
- 給与体系の見直し(能力給・資格手当の充実)
- 福利厚生の拡充(社会保険完備、資格取得支援、社員寮など)
- 女性や若年層も働きやすい環境整備(更衣室、トイレ、育児休暇など)
特に週休2日制(4週8休)の導入は、求職者が最も注目する条件の1つです。休暇が増えれば、仕事への意欲も高まり、離職を防ぐ要因にもつながるでしょう。また、女性や若年層が快適に過ごせる設備の導入も検討してください。
3. 助成金・補助金を活用してコストを抑える(難易度★★☆☆☆)
建設業の担い手不足を解消する3つ目の対策方法は、助成金・補助金の活用です。
人材育成やシステム導入にかかるコストを抑えるために、国や自治体が用意している助成金や補助金を上手く利用しましょう。
国や自治体による助成金や補助金には、主に以下のようなものがあります。
■ 建設業の人材育成やシステム導入に使える助成金・補助金
- 人材開発支援助成金
- キャリアアップ助成金
- IT導入補助金
上記のように、建設業向けの助成金・補助金には、従業員の資格取得費用を補填する制度や、非正規雇用から正社員への転換を支援する仕組みがあります。返済不要の資金があれば、経営を圧迫せずに環境整備を進められます。申請には準備が必要ですが、専門家の知見も借りながら手続きを進めましょう。
▼あわせて読みたい
建設業向けの助成金・補助金の支給額や活用事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。
4. ICT・DX導入で省人化を実現する(難易度★★★☆☆)
建設業の担い手不足を解消する4つ目の対策方法は、ICT・DXの導入です。
ICTやデジタル技術の活用は、現場の生産性の向上につながります。
■建設業企業が導入を検討すべき主なICTやDX
| 手法 | 期待される効果 |
|---|---|
| BIM/CIM | 3D設計による手戻り工事を防止する |
| ドローン測量 | 広域測量に要する時間を短縮する |
| 施工管理アプリ | 情報共有の迅速化とペーパーレス化を推進する |
従来の紙図面による管理をデジタルへ移行すれば、現場と事務所を往復する無駄な時間が減ります。1人あたりの業務負担が軽減されるため、少ない人数でも現場を回す体制が整います。また、最新技術に触れられる職場環境は、若手の興味を惹く点でも有利です。
5. 外国人材を戦力化する|特定技能制度の活用法(難易度★★★★☆)
建設業の担い手不足を解消する5つ目の対策方法は、外国人採用の導入です。
外国人材の受け入れは、即戦力を確保する有効な手段になります。
2022年の特定技能制度の改正により、建設現場での作業員として外国人を雇用できるようになりました。
一方で、外国人採用には、在留資格の申請手続きや支援計画の策定など、日本人採用にはない準備が必要です。また、言語や文化の違いへの配慮、登録支援機関との連携なども求められるため、長期的な計画を立てて進めることが重要です。
▼あわせて読みたい
外国人採用に必要な在留資格の種類や具体的な採用プロセス、成功事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
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電気・設備業界の人材確保には業界特化型求人サイトが最適な理由
建設業の中でも、特に電気・設備の求人募集は、業界特化型求人サイトの活用がおすすめです。
業界特化型求人サイトは、有資格者や経験者に直接情報を届けられるため、総合サイトに比べて効率的にターゲットへ接触でき、採用コストも抑えられます。
この章では、電気・設備系職種向けの業界特化型求人サイトについて、以下の3つの視点から解説します。
- 総合求人サイトでは専門職の応募が集まりにくい現実
- 業界特化型求人サイトの3つのメリット
- 電気・設備業界の担い手不足解消なら、業界特化型求人サイトの「工事士.com」!
総合求人サイトでは専門職の応募が集まりにくい現実
総合求人サイトの場合、営業職や事務職の求人が数多く掲載されているため、専門性の高い技術職の募集は埋もれてしまう可能性があります。
総合求人サイトのデメリットは、以下のとおりです。
■ 総合求人サイトのデメリット
- 他の業種の求人に自社の募集が埋もれてしまう
- 未経験者が多く、即戦力に出会いにくい
- 相場が高く、1人あたりの採用単価が高騰する
せっかくの広告費を無駄にしないためには、求職者の属性を見極めて媒体を選ぶ必要があります。不特定多数へ広めるよりも、電気工事に意欲的な層へ絞り込みましょう。
業界特化型求人サイトの3つのメリット
業界特化型求人サイトを活用すると、技術職を志す求職者のみが集まるため、効率的な母集団形成が可能になり、採用活動の質が向上します。
業界特化型求人サイトを活用するメリットは、以下の3つです。
■ 業界特化型求人サイトのメリット
- 業界に関心の高い有資格者へ情報を届けられる
- 業界知識がある層のためミスマッチが起きにくい
- 効率よく接触できるため、無駄なコストを抑えられる
業界特化型求人サイトの求職者のほとんどは、現場の仕事内容を理解した上で応募してくるため、入社後の定着率向上も期待できます。限られた採用予算を最大限に活かすために、特化型サイトの導入を前向きに検討しましょう。
電気・設備業界の担い手不足解消なら、業界特化型求人サイトの「工事士.com」!
「工事士.com」は、累計10,000社を超える利用実績がある、電気・設備業界に特化した求人サイトです。
電気工事を希望する層へ直接アプローチできる点に加え、ユーザーの63%が20代・30代のため、若手採用にも効果的です。

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- 的確なターゲット層への訴求
電気・設備業界に特化した求人サイトのため、利用者の約68%が電気工事士の資格保有者。
また、未取得者でも電気工事士への転職を目指し資格勉強中のユーザーが多いため、希望にマッチした人材と出会いやすい。 - 電気・設備業界に特化した求人情報のみを掲載
累計10,000社以上の電気・設備企業が利用。
業界に絞った求人のみが掲載されているため、他の業種・職種の求人に埋もれず求職者に見つけてもらいやすい。 - 採用コストの最適化
掲載料は大手求人媒体の約1/3程度のため、コストを抑えながら効果的な募集が可能。
さらに掲載期間は大手求人媒体の約3倍のため、コストパフォーマンスも高い。 - 求人作成や管理も楽
求人作成は、業界知識豊富なプロのライターが貴社の魅力を最大限に引き出す求人原稿をスピーディに作成。
また、掲載期間中は無料で何度でも原稿を修正できるため、応募状況を見ながら訴求内容を柔軟に変更することも可能。
電気工事士、電気工事施工管理技士、消防設備士やビルメンテナンスなどの設備保守点検といった電気・設備業界の採用で、このようなお悩みはありませんか?
- 求人サイトに掲載しても応募が来ない
- 応募が来ても求めているターゲット層と異なる
- ようやく採用してもすぐに辞めてしまう
- 若手即戦力の人材に出会えない
- 人を増やしたいとは思っているが、採用にかける時間とお金の余裕がない
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まとめ
この記事では、建設業界における担い手不足の深刻な現状や根本的な原因、事業を継続するための対策、効率的な採用手法をご紹介しました。
- 建設業の就業者数は1997年から約200万人減少し、有効求人倍率は5倍超、55歳以上が約4割を占めるなど、担い手不足は構造的な問題となっている
- 建設業の担い手不足の根本原因は、「3Kイメージの根強さ」「労働時間の長さ」「週休2日未実現」「責任の重さと給与のミスマッチ」「ベテランの大量退職による技術継承の危機」
- 建設業の担い手不足の対策としては、「業界特化型求人サイトの活用」「労働環境の改善」「助成金・補助金の活用」「ICT・DX導入による省人化」「外国人材の活用」などが有効
- 将来のインフラ維持や事業継続のためには、若手が定着できる環境整備と技術継承の仕組みづくりを早急に進める必要がある
自社の経営状況や現場の課題に合う対策を選択すれば、将来の倒産リスクを回避できます。最新の求人手法やデジタル技術を賢く利用して、従業員が誇りをもって働ける体制を構築しましょう。


